家に大量にあるフィルム写真。ネガフィルムと古いプリント写真のデータ化するべく、写真のスキャンに着手しました。
プリントしてある写真はアルバムにのりでべったりと貼ってあったり、ネガフィルムと一緒に突っ込んであったりと、保存状態はあまりよくありません。変色も始まっています。
これらアナログのネガフィルムはカビが生えたり劣化していきます。今回もいくつかカビを確認しました。やはり磁気テープやフィルムなどのアナログデータは、デジタル化を急ぐ必要があることを痛感しました。
そこで、写真のスキャンを自力でやる方法、業者さんに依頼する方法など、写真フィルムのデジタル化について比較検討しましたので、まとめてみます。今回はプリント済み写真ではなく、写真フィルムからのデジタル化です。いわゆるネガやポジフィルムですね。
紙焼き写真からのデータ化、スキャンについてはこちらの記事をどうぞ。
アルバムのスキャンについては、こちらです。
目次
自力でネガフィルム・ポジフィルムをデジタル化する方法
写真のネガフィルム・ポジフィルムからスキャンしてデジタル化するには、スキャナーとしてよくあるフラットベッドタイプのスキャナを使う方法と、フィルム専用のフィルムスキャナを利用する方法があります。
ネガとポジはどちらも対応可能です。
フラットベッドスキャナであれば、プリント済みの写真もスキャンできますので、ネガ・ポジ・印刷写真すべてに対応できるものがいいなら、これで足ります。
代表的なフラットベッドタイプのスキャナ
フィルムも紙焼きも対応できるフラットベッドタイプのスキャナーですが、その分やはり高価です。
ネガフィルムをスキャンするためのフィルムフォルダーが付属していますので、フォルダーにセットしてスキャンすれば、機種によりますが一度に12〜24コマの写真がスキャンできます。
GT-X980の方は非常に高性能な機種なので、銀塩フィルムにこだわりをお持ちの方でも満足できる品質に仕上がります。
また、ほこり除去や色合いの補正も自動で行いますので、スキャンした後の補正作業がいらない、もしくは大幅に減ります。(安いスキャナで何も設定せずにスキャンしただけの写真は、のちの補正作業がほぼ必須です)
短所はやはり値段が高いことです。3万円〜8万円程度します。古い写真のデータ化だけが目的なら、あとで説明するスキャン代行サービスを使った方が安あがりです。
それから、高解像度(6400dpi以上)ということは取り込みにそれだけ時間がかかります。一度のスキャンで5〜6分かかると思ってください。
古い写真に高解像度は必要か?
昔の写真は簡易なスナップ写真ばかりという方も多いと思います。その場合は先に紹介したスキャナーほどの高解像度は必要ありません。
画面で見るのも印刷するのも、思いっきり拡大しない限り、どうせ人間の目では違いはわかりません。
ネガフィルムからの取り込みの場合、一般的な写真であるL版で印刷するのであれば、スキャン時は1200dpiで十分です。
A4で拡大印刷する可能性があるなら2400dpi。A3やA2まで拡大するとしても4800dpi以上は必要ありません。データがやたら重くなるだけで、見た目の違いは判別できませんので。
つまりプロユースでなければ読み取り時の解像度は1200〜4800dpiで十分ということになります。
プリント済み写真なら基本は300dpi
プリント済み写真からのスキャンでは、元のサイズがフィルムより大きいので、必要な解像度はもっと低く、基本的には300dpiで十分。拡大印刷するとしても600dpiでOKです。
・印刷写真から読み取り:必要解像度300〜600dpi
そういう意味では上のGT-X830でもオーバースペックになりますが、その他の機能や読み込み速度を考えると、これ以下の機種にはしない方がいいかと思います。
代表的なフィルム専用スキャナ
液晶画面がついていて、SDカードを差し込めば単体で使用できるスキャナと、パソコンに接続してモニタを見ながらスキャンするものがあります。液晶付きの方が少し高いです。
これらのフィルム専用スキャナは、数千円からという価格が手ごろで操作も簡単というメリットがあります。
デメリットとしては、解像度は問題ありませんが、取り込み後の補正が必要になる場合が多いことでしょうか。スキャン時には露出補正が少しできる程度ですので、ホコリや汚れはそのままスキャンされます。
フィルム専用スキャナの仕組みと特徴
フィルム専用スキャナは、要はネガフィルムを1コマずつデジカメで撮影していくのと同じことです。
専用のネガフィルムホルダーにネガをセットし、写真の範囲を狙ったとおり正確に決めます。あとはシャッターを押すとネガポジ反転とSDカードへの保存を瞬時に行うという仕組みです。
レンズの角度や、照明の光量などが計算されていますので、きちんと枠に当てはめれば綺麗にスキャン(撮影)ができます。
ただ、1枚ずつ撮影していきますので、フィルムが数百本とかあると、正直やってられません。毎日やっても半年〜1年がかりの仕事になると思います。休日だけでやるなら、数年がかりですね。
私はアルバムにべた貼りされた写真のスキャンもしたかったののと、解像度などのスペックも考え、一番下のケンコーフィルムスキャナーKFS-14CBを買ってスキャンしてみました。2〜3冊やりましたが、これはもう業者におまかせした方がいいと判断して、やめました。やっぱり写真って量が多すぎるんです。。
モノ自体はいい機材でしたよ。使用レビューはこちらです。
フィルムの種類について(35mmフィルム、APSフィルム、マウントフィルムなど)
写真のフィルムには種類があります。一般的なフィルムは35mmフィルムと呼ばれるもので、写真屋さんで薄いシート(スリーブ)に包まれて返ってくるアレです。
他にAPSフィルムというものがあります。カートリッジの形状が完全な円形ではなく、フィルム幅も35mmより短いものです。さあこれから普及だ!というときにデジカメが台頭したため、すぐに廃れてしまったとよく説明されますが、大ヒットしたコンパクトカメラであるCanonのIXY(イクシー)がAPSフィルムでした。
自力でネガフィルムスキャンを行う場合、スキャナー付属のホルダーはAPSには対応していませんので注意。APSは35mmより幅が狭くホルダーにセットしても動いてしまいます。100均などでプラスチック板を買ってきて、幅を狭くする工作をすることもできますが面倒です。
ちなみに私はバッチリIXYを所有していて、メインでバリバリと写真を撮っていました……。
もうひとつのマウントフィルムは1コマずつ厚紙やプラスチックで保護してあるものです。
スライド投影機で見るための枠がついているものですね。スキャン時には1枚ずつ並べないといけませんが、上にあげたフラットベッドスキャナならスキャン可能です。
写真スキャン代行サービスに依頼する方法
自力でやる場合、実際の作業だけでなく、事前準備や調べることが多くあります。
- フィルムやプリント写真の状態を把握する(カビ・劣化)
- 希望の解像度を調べる
- 目的にあうスキャナ、機材を探して購入する
- スキャン時の設定を調整する
- スキャン作業(1枚ずつ)
- 取り込み後の補正作業
このように、事前調査と作業に膨大な時間(フィルムが多ければ年単位)がかかります。
これを楽しんでやれる方はそれでOKです。
そんなのやってられないからプロにまかせるという場合、写真フィルムのデジタル化サービスは、かなり安価で大量のスキャンをやってくれます。こういう繰り返し作業は分業によって極限まで効率化できるからです。
スキャン業者も数多く存在します。ただ、玉石混淆です。
実は10年前に一度、格安業者に頼んでネガフィルム10本(ごく一部です)ほどデジタル化したことがあるのですが、解像度が低く、変な色合いでスキャンされており使い物になりませんでした。
そのころは知識もなく、あまりよく調べずに安いところにお願いしてしまった私のミスです。ヘタに激安のところを選ぶと使えないデータになって返ってきますのでご注意を……
ここでは、私がおすすめする2社、フジフイルムと節目写真館をご紹介します。なぜおすすめなのかも詳述します。
FUJIFILMフィルムスキャンサービス
Photo by:FUJIFILMフィルムスキャンサービス
フジフイルムモールのフィルムスキャンサービスは、写真のフィルムを送れば1本ずつスキャンしてDVD化してくれるサービスです。
1コマずつスキャンする写真を指定する方法もあります。もちろん元のフィルムもそのまま返却されます。写真フィルムはネガ・ポジ・白黒、35mm・APSもOKです。
FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)
フィルムスキャンサービス
スキャンの解像度
300万画素か1000万画素から選べます。普通に使う分には300万画素で充分です。
スマホのカメラでも1000万画素以上が当たり前みたいになっているなかで、300万画素?と思われるかもしれませんが、写真プリントの場合、L版に必要な画素数は80万画素です。2L版や6切サイズでもまったく問題ありません。A4サイズまで引き延ばしても何とかいけます。
さすがにA3以上に拡大する予定があるなら600万画素程度は欲しいですが、昔の写真をそんなにでっかく印刷することってまずないと思います。
画素数が大きくなっても見た目に変化はないのに、データ量は当然大きくなり扱いづらくなります。
結論として300万画素というのは必要十分な数字ということになります。これぞ!という大事な写真だけ、別途1000万画素で1コマずつのスキャン依頼をかければいいと思います。
写真をパソコンのモニタで見る場合
撮影した写真をパソコン画面で見ている場合、撮ったデジカメが1000万画素以上であっても、200万画素程度に縮小して表示されています。よほど巨大なモニターじゃなければ。
要は画素数というのは、画像の一部分を拡大して鮮明に見るときに実力を発揮するもので、スナップ写真のように全景を見るためであれば、画素数はそんなにいらないのです。
一般的な23.8インチのフルハイビジョンモニタの解像度は1920×1080です。このサイズであれば250万画素程度ということになります。
27インチの2560×1440であっても400万画素もありません。スマホやタブレットで見る場合はさらに小さい。
よって、あまり巨大な画素数はデータが重くなるだけでメリットはありません。
富士フイルムの高い補正技術
富士フイルムにはImage Intelligence™という独自の画像補正技術があり、自然な色合いに補正してくれます。さらにオペレーターが目視で補正もしてくれます。これが安心。
そもそも今まで街で依頼していた写真の現像というのは、オペレーターが微妙な色合いについてある程度補正を加えています。写真屋さんによって仕上がりが違うなと感じるのはこのためです。
富士フイルムはなんといっても写真フィルムの総元締めですから、オペレーターの腕は信頼していいと思います。
スキャンに使用している機材
富士フイルムでは、使用している機材も富士フイルム製のスキャナーです。SP3000というものですが、他社のサービスや街の写真屋さんも結局コレを使用しています。だったら機材のことを一番知り尽くしている本家でいいということです。
支払い方法について
ここは私にはデメリットなんですが、代引きでの支払いのみとなります。
写真スキャンサービスが完了して、原本が返却されたタイミングで支払うので安心という一面もありますが、私は発注時にクレジットカードで支払いの方がラクでいいなあ。ちょっと改善してほしいところです。
代引き時に、現金・クレジットカードのほか、楽天ペイも使えます。
富士フイルム写真スキャンサービスの価格
写真スキャンサービスの価格は本数によってかわり、ネガフィルムの場合50本以上だと373円に固定されます。この価格は平均的なものよりちょい安くらいです。激安ではありませんが、高すぎることはありません。
1本当たりの価格が安いとうたっているサービス業者もあるのですが、そういうところは別途基本料金が加算されたりして、本数によっては逆に高くなります。
フジフイルムモールの写真スキャンサービスも基本料金(1100円)があるのですが、フィルム全コマ書き込み分10本以上、もしくは5000円以上だと送料も無料になります。
これくらいの本数は、普段から写真を撮ってきた方ならお持ちだと思います。
例として20本依頼すると8800円になります。高いととるか安いととるかは価値観次第ですが、いろいろな方法を調べたうえで私はこれは安いと思います。
【富士フイルム公式サイトはこちら】
フィルムスキャンサービス
実際に富士フイルムにスキャンを依頼しました。こちらはアルバムスキャンです。
節目写真館の写真デジタル化サービス
写真スキャンサービス業界では最大手といえるのが節目写真館です。
写真スキャン実績は1億枚で業界No.1。3万5000人以上が依頼しているスキャン代行サービスです。
こういったサービスの場合、実績の数は重要です。基本的に定型業務だし、イレギュラーや小さなトラブルにもパターンがあるので、数をこなせばこなすほどクオリティが上がるからです。
節目写真館は価格が安い
圧倒的な依頼件数は、やはり第一に手頃な価格にあるでしょう。バラ写真は1枚12.5円から、フィルムは1本280円からと非常に頼みやすい価格になっています。
基本料金も1100円で普通。その他、なんやかんや理由をつけて料金が高くなることもありません。シンプルで安い価格になっています。
使用機材、仕上がりのクオリティ
使用機材はフジフイルムと同じで、高性能のSP3000。オペレーターの目視による仕上がりチェックなども、きちんと行っています。
価格を下げて発注数を確保することで、機械の稼働時間を増やし、効率化しているのだと思います。数をこなせばオペレーターの腕も上がりますし、高いクオリティを維持できます。最初に仕組みをつくって、高効率でぶん回している感じですね。
節目写真館の安さの理由
節目写真館では納期を3つにわけています。フィルムスキャンの場合で説明すると、一番安いのが、納期が6ヶ月とゆっくりでもいい「節目プラン」(1本280円)。まあ「お急ぎプラン」2ヶ月でも360円と安いですけどね。(さらに早い特急プラン4日もあります)
ゆっくり納期の節目プランは、同社のベトナム工場でスキャンすることで、低価格を実現しています。お急ぎプランだと作業は大阪です。ベトナムで作業するといっても、技術内容や品質は、日本でやるのとまったく同じです。
節目写真館では、タントアン輸出加工区にあるベトナムセンターの様子を詳しく説明してあるので安心です。ベトナムセンターがどのように運営されているのかが、よくわかります。
支払い方法について
支払い方法はクレジットカード可です!私はキャッシュレス推進派なので、これは嬉しいポイント。
他に銀行振り込みも可能です。
フィルム、バラ写真、アルバム混ぜてもOK
スキャンを依頼する写真は、フィルムのままのもの、バラバラの写真、アルバム丸ごとなど、全部一緒に箱に入れて送って大丈夫です。
これはかなり便利。いちいち依頼をわけなくていいし、返ってくるデータも統一されていた方が整理しやすいですよね。
まぜこぜの料金シミュレーションもかんたんにできます。
画質は標準画質と高画質から選べます。標準の1200dpiで十分ですが、節目写真館の価格なら、高画質の2400dpiにしておいてもいいかもですね(料金は1.5倍)。
スマホやパソコンで見るだけなら1200dpi以上は必要ないですが、A4以上で印刷する可能性とかあるなら、高画質スキャンで。
DVDのほか、ネット上にアップしスマホで見られるサービスも
デジタル化された写真は、DVDなどの納品メディアのほかにも、ネット上にアップして、スマホやPCから見られる「Fushimeフォト」もサービスとしてついてきます。
リンクを送れば、離れて住む家族とも写真データをシェアできるので、これはいいですね。しかも容量無制限で、追加料金などはかかりません。
DVDの納品データと完全に同じではないようなので、物理メディアも捨てないでくださいね。詳しくはこちらに説明があります。
実際に節目写真館に依頼しました。レポートはこちら。
フィルムスキャンサービスは高いか
写真の取り込み、また補正などをやったことがある方ならわかると思いますが、1枚ずつ見ていくのは果てしなく労力がかかります。しんどいです。
写真が好きでこだわりがあるなら、作業自体が楽しいのでいいのですが、そうではなくさっさと整理したいということなら、スキャン代行サービスに頼んでしまった方がいいです。
実際写真なんて、数千枚とかすぐにいきますし、それだけの作業を自分が行うことを考えると、時給換算で割に合わないです。失敗やトラブルもありますし。
節目写真館なら、フィルム50本頼んで1万5000円です(フジフィルムが1万8650円)。繰り返しますが、写真取り込み作業自体が好き、どうしてもこだわりがあって自分でやりたい、とかじゃなければ、頼んだ方が安いです。
写真フィルムスキャン方法のまとめ
写真フィルムスキャン方法としては、フィルムスキャンを買って自力で作業するか、フィルムスキャン代行サービスに依頼するかということになります。
上記に書いたとおり、膨大な作業時間が苦にならなければ自力でやった方が安くなります。
ですが、自身の目的に合った最適なスキャナーの選定や購入と、レタッチ(画像補正)ソフトの扱いに自信がなければ、スキャン代行サービスに依頼してしまった方がいいと思います。
私も張り切っていろいろスキャン方法を調べましたが、丸ごとサービス業者に投げてしまった方がコスパがいいです。考えてみれば、これは継続的に費用がかかることではなく、一度やってしまえば済むことですしね。
フィルムやプリント写真はどんどん劣化していきますし、フィルムスキャン用のスキャナも生産終了が多くなっています。早めにデジタル化してしまいましょう。
【フジフイルム】
フィルムスキャンサービス
【節目写真館】
節目写真館公式サイト
紙焼き写真アルバムのデジタル化については、こちらの記事をどうぞ。
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コメント
エプソン スキャナー GT-X830を購入して、1973年頃から撮影しましたFujicolorのマウント付きポジフィルムをデジタル化しようとしていますが、フィルムを長期間保管していたため、フィルム面の凹凸でフィルムの表裏を判別することが難しくできません。「Fujicolor」マウント付きポジフィルムの場合は、マウントにロゴマークがついている方が「裏」、FCSとマウント番号がついている方が「表」と判断してよろしいでしょうか?
沼田様
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、マウントフィルムに数字とロゴがあるなら、数字が表、ロゴが裏でまず間違いないと思います。ただ、作成時に裏表を間違っている場合もあるという記述も見つけました。スキャンしてみて違和感があれば、文字や数字が写っているもので確認ということになるかと思います。