DVDへのダビングが終わったビデオテープの捨て方についてです。
ビデオテープって、なにげに「どうやって捨てよう?燃えるゴミ?燃えないゴミ?」などと迷いますよね。
数が少ない場合は、VHSも8mmビデオテープもそのままゴミの日に出してしまってOKです。可燃ゴミか不燃ゴミ、またはプラスチックゴミなど、磁気テープの分別方法は自治体によってわかれるようなので、お住まいの自治体サイトで確認してから捨てます。
問題は処分するビデオテープの数が多い場合です。
私は数が多かった実家でも100本程度でしたので、何度かにわけてゴミの日に出しました。でも500本や1,000本以上あるという方もいらっしゃるそうです。ここまで数が多いとなかなか廃棄するのが難しいですよね。
そういった場合のビデオテープの捨て方についてまとめました。
【全部試した】ビデオテープからDVDへダビングする方法まとめ
目次
最も安くビデオテープを捨てる方法は?
一番簡単に安くビデオテープを処分する方法は、当たり前ですがゴミの日に出すことです。
大量にあるなら、小分けにすることで、無料でビデオテープを捨てることができます。
分別は自治体によって違います。燃えないゴミ、プラスチックゴミが多そうですが、燃やすゴミや資源ゴミなどの場合もあります。
事前にお住まいの自治体のサイトをチェックして、決まった捨て方で捨てましょう。
早急に大量廃棄する必要があるなら、不用品回収業者に依頼するか、自治体のゴミ処理施設に直接持ち込む方法があります。
基本的にゴミの回収は、自治体が一番安くつきます。税金入ってますからね・・・。
ただ、普通は自分で車を用意していきますので、積み込みと積みおろしや、現地まで行く手間がかかります。
車がないならレンタカーも必要になりますので、この場合は不要品業者に回収に来てもらった方が安くつくと思います。
ビデオテープに残った個人情報の問題
昔のテレビ番組を録画したものであれば気にする方はいないでしょうが、ホームビデオであれば自分や家族が映っていますので、個人情報を消したいところです。
普通にゴミの日に出すと、ゴミ収集車が回収にくるまで置きっぱなしですので、他人が持ち帰ることもできます。そんなヒマなことしないだろうと思いますが、世の中には想像を超えた変な方もいますので・・・。
ビデオテープにハサミを入れるか、テープをくしゃくしゃにしてしまう方法がありますが、1本1本やるのはかなり手間です。
また、テープを切っても修復はできます。テープの修理方法の記事も書いたことがあります。
磁気などで一気に閲覧不能にできないか調べてみましたが、ビデオテープを破壊するほどの磁気を出すものは簡単には手に入りません。ネオジム磁石なら映像にダメージを与えられますが、確実ではありません。
一度に確実にビデオテープを捨てたい場合は、不用品回収業者を利用するか、自治体のゴミ処分場へ直接持ち込む方法を使いましょう。
自治体のゴミ処分場へ持ち込む方法
自分で車を用意できるのであれば、自治体のゴミ処分場に直接ビデオテープを捨てに行くことができます。
私は一度粗大ゴミを直接処分場へ持ち込んだことがありますが、非常にシステマチックで驚きました。
まず車に乗ったまま車ごとゴミの重量をはかり、粉砕場所に直接ガサーっとゴミを放り込みます。そして帰りにまた車ごと計量して、その重量差で料金を計算します。ものすごく効率的で、かかった金額も数百円でした。
上記は私が以前住んでいた自治体のやり方であって、各自治体によって方法と料金は異なりますが、大量にビデオテープがある場合、これが一番安く確実に処分できる方法です。
不用品回収業者に依頼する方法
回収業者に大量のビデオテープ廃棄を依頼する場合、個人情報についてはまあ信頼するしかありません。
ただ普通にビジネスとして考えれば、パソコンなどと違って、他人の捨てたビデオテープをチェックしたところで有益な情報があるとは思えませんので、犯罪をおかしてまでやる理由はほとんどありません。ハイリスクノーリターンなので、気にしなくて大丈夫でしょう。
不要品回収業者に頼む処分費用はかかりますが、自宅まで回収に来てくれるので、一気にすっきりします。
ただ、なんでもOK!といって軽トラックに積み放題の回収業者や、自宅に入る変なチラシの廃品回収業者のなかには、不法投棄を行うところもあります。
無料回収をうたって廃品を集め、中古品として売れるものだけを選別したら、あとは無許可で捨ててしまうのです。
ゴミの処分にはお金がかかりますので、本来なんでも回収できるはずありませんよね。まともな業者は廃棄コストと再販利益のバランスをみて、回収品目を決めています。
個人情報を気にしているのに、不法投棄されてはたまりません。これは気をつけておきましょう。
ビデオテープのほかにも処分したいゴミがあるなら、不要品回収業者にトラックあたりいくらとかで頼んでしまった方がラクです。
ビデオテープを売ることはできないのか?
昔はオークションや買い取り業者を利用して使用済みビデオテープが売れていましたが、今はもうほぼ期待できません。
昔のアイドルなどの出演番組を集めていた場合などは、マニアに需要があるかもしれませんが、著作権の問題もあるので、売るのは難しいでしょう。
またリサイクルも一部の自治体以外は積極的ではなく、民間の回収イベントなども以前はあったようですが、もうほとんど開催されていません。
少しもったいないとも思いますが、ここは素直にビデオテープを処分する方法を考えたほうがいいですね。
どうしてもビデオテープを捨てられない場合
想い出が詰まったビデオテープだと、なかなか捨てる決心がつかないということもあるでしょう。
また、実家の片付けなどで、親が捨てたくないと言っているというケースもあります。これ、結構問題になっていて、高齢者ほどモノを大事にするので、捨てられなくて家が片付かないんですよね。
そういった場合に使えるのが荷物の預かりサービスです。
月額費用がかかりますが、ずっと使うことは想定していません。あくまで捨てる決心をするために一時的に使うのです。
いきなり捨てるのではなく、別の場所に預けるのだけであれば、精神的にかなりラクです。そして半年なり一年なり、手元にモノがない状態に慣らせば、捨てる決心がしやすくなります。
親を説得する際にも「一時的に倉庫にあずけるだけ」という提案に使えます。心の整理をする時間は必要ですからね。
ただ、トランクルームだと持っていく手間がかかりますし、少量であればスペースが無駄になります。そこで、宅配で倉庫に預けることができる収納サービスの出番です。
サマリーポケットは、段ボール一箱から預かってくれて、料金も月額250円〜と格安です。
一番安い月額250円エコノミータイプの箱は、一辺38cmの立方体なので、VHSビデオテープなら90本入る計算になります。月額300円にすれば箱の中身を写真で確認することもできます。ビデオテープの場合はいらないですね笑
箱の取り寄せは無料です。いつでも取り出せて、送り返すときに送料がかかります(800円〜)。
捨てるつもりで捨てられないビデオテープは、いったん倉庫にあずけて、決心がついたら解約して捨ててしまいましょう。
関連記事:
ビデオテープを捨てる前にダビングをしておきましょう
ホームビデオは家族の想い出なので、捨てずにとっておきたいVHSや8mmビデオテープもあるかと思います。
しかしビデオテープは劣化します。磁気テープが普及していた時期を考えると、もうかなり劣化が進んでいるはずです。
これ以上劣化して見られなくなるまえに、DVDやブルーレイにダビングしてデジタル化してしまいましょう。
自分でやる方法とダビングサービスを利用する方法をまとめてあります。
ビデオテープが数本なら多少の手間をかけて自分でやるのもいいですが、大量にあるなら下のダビングサービス比較ページからお好きなサービスを使う方法が絶対にいいです(経験済み)。