8mmビデオをDVDにダビングする方法4つ!テープのデータ化は急いで
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8mmビデオをDVDにダビングする方法4つ!テープのデータ化は急いで

ハンディカム8ミリビデオカメラ

8ミリビデオで撮った家族の映像、そのままになっていないでしょうか。もしお持ちなら一刻も早くビデオテープをデジタル化しないと、カビと劣化で見られなくなります。

いきなり脅かすような言い方ですみません。私はアナログビデオテープのダビング作業を終えたのですが、カビや磁気テープ劣化による切断などが、数本に起こっていました。

クリーニングと補修でなんとかなる範囲だったので良かったですが、ダビングサービス業者の方に聞くと、どうにもならない重度のカビテープが、年々増えているそうです。

ビデオテープの映像は、デジタルデータ化して、DVDやパソコンにダビングしておけばそれ以上劣化しません。とにかく早くコピーしてしまうことが大切です。

そこで、8mmビデオからDVDにダビングする方法を4つまとめました。いずれも私が試して成功したやり方です。



8mmビデオの特徴とダビング方法

8ミリビデオテープ

8mmビデオは、ビデオテープ幅が8ミリの家庭用ビデオ規格です。

Hi8(ハイエイト)やVIDEO8(ビデオエイト)などの名前で呼ばれ、VHSよりもテープが小さくて済むので、ハンディカムと合わせて普及しました。

Wikipediaによると1985年にソニーが初の8ミリビデオカメラを発売。以降2000年ごろまで使われていました。その後はMiniDVが主流となっていきます。もうほんと懐かしいですね。

そんな8ミリビデオのダビング方法として、まず大きく2つにわけると、自分でやるのか業者に依頼するのかになります。

そして、自分でやる場合、パソコンを使うのかどうかという選択肢があります。

  • 【自力】パソコンなしでダビングする
  • 【自力】パソコンを使ってダビングする
  • 【業者】ダビングサービスに依頼する

パソコンに関しては、持っていない、または操作が難しいから使わずにダビングしたいという場合と、パソコン上でデータの管理を一本化したいという場合があるので、どちらが良いとは言えません。

8mmダビングのメリット・デメリットを比較

8mmビデオダビングのやり方について、メリットとデメリットを比較すると、このようになります。

メリットデメリット
(自分で)
PCなし
・本数が多くても費用が一定
・パソコンの知識不要
・操作が簡単
・機材費用がかかる(3万〜5万円程度)
・設定に加え、映像分の作業時間がかかる
(自分で)
PCあり
・本数が多くても費用が一定
・パソコン上でデータを管理できる
・パソコン本体費用
・機材費用がかかる(3万円程度)
・パソコンの設定や接続に知識が必要
・設定に加え、映像分の作業時間がかかる
業者に依頼・全部おまかせできる
・プロの仕事で高品質
・カビ取り、テープ補修などあり(別料金)
・料金がかかる(ざっくり1本千円)

自分でやるのになんで3万円もかかるんだと思いますよね。中古品のビデオデッキが高いんです。なので、ビデオテープが1〜2本しかないならダビングサービスに依頼した方がいいです。機材を揃える方が高い。

でも、あまりにも本数が多い場合も、自分でやらない方がいいです。私は10本を超えたあたりでさじを投げました……。時間かかりすぎてやってられません。この先たいして見ない映像ですし、ものすごく時間を無駄にしている気持ちになります。いや、大事な想い出なんですけども。。

さておき、この記事では自分でダビングする方法3つと、ダビングサービスへの依頼について1つをご紹介します。

やり方を迷っている方はこのまま順番に読み進めてください。さほど長い記事ではないですが、決まっている方は下記をタップ、クリックするとページ内の説明箇所に飛びます。

8mmビデオダビングのやり方(自分で)

8ミリビデオからDVDにダビング

自力で8ミリビデオをダビングする方法3つをご紹介します。

なお、どの方法でも最優先は8ミリビデオカメラ、もしくはビデオデッキの確保です。

こちらの記事にVHSビデオデッキ生産終了について書きました。同様に8ミリビデオカメラもすでに生産が終了していて、中古しか手に入りません。しかも値段が高くなっています。

国内で唯一VHSビデオデッキを生産していた船井電機が、ビデオデッキの生産を終了しました。 昔の映像を観たいと思ったり、DVDやパソコン...

記事に入手方法も詳しく記していますが、Amazonで中古を買うのが一番楽でしょう。ダビング作業が終われば、売ることもできます。

8mmビデオデッキの価格
8mmビデオカメラの価格

再生用のデッキの確保ができない、もしくは故障した場合の自力修理に自信がないなら、素直にダビングサービスに依頼した方がいいです。作業時間も含めて、結局安上がりです。

1,パソコンなしでダビングする方法

パソコンを使わずダビングするなら、再生用8ミリビデオデッキ(ビデオカメラ)と録画用のDVD・BDレコーダーを使います。接続してやれば録画できます。

用意するものは、

  • 再生機:ビデオデッキ、8mmビデオカメラなど
  • 録画機:DVDレコーダー、ブルーレイレコーダーなど
  • 映像・音声コード(赤白黄のRCAケーブルです)
  • 録画用DVD-R、BR-Rなどのメディア

です。

DVDはなんでもいいですが、激安品は不良品率が高く、何枚かに1枚は正常にコピーできていないことがあります。

このあたりが妥当ですかね。有名メーカーであっても、一定確率で焼けないROMが存在します。だから、どこもレビューは大荒れします……。

なお、DVD-Rは一回限りのコピー、DVD-RWは上書きができます。写真フィルム(1回焼き付け)とビデオテープ(繰り返し録画)の違いみたいなものだと思ってください。

赤白黄のRCAケーブルとは、映像と音声を入出力するケーブルで、こんなやつです。

赤白黄のコードのうち、黄色が映像で、赤白が音声です。

テレビに映しながらダビングする場合は、録画用デッキからテレビに出力してください。「外部入力」などにチャンネルを合わせれば映ります。普段からテレビ録画しているなら、たいていHDMIなどですでに繋がっていると思います。

詳しい手順はこちらの記事にあります。VHSを8ミリビデオに読み替えてもらえれば、そのまま使えます。

VHSからDVDにダビングするおすすめの方法を4つ紹介します。自分でやる方法をいくつかと、ダビングサービスに頼む方法もあります。ビデオテープがいつまでも保存できればいいのですが、収納スペースを圧迫すること以外にも、磁気テープの劣化というやっかいな問題もあります。早めにDVDやパソコンにダビングしてデジタル化してしまいましょう。

2,パソコンもテレビもなしでダビングする方法

gv-vcbox

パソコン、テレビを使わずにダビングする方法は、ビデオキャプチャー「アナ録」を使うやり方です。

8mmビデオ再生機と繋ぐだけでダビングできます。パソコンもテレビもいりません。機械に弱いおじいちゃんおばあちゃんでも、すごく簡単に操作できます。

用意するものは、

  • 再生機:ビデオデッキ、8mmビデオカメラなど
  • GV-VCBOX「アナ録」
  • 映像・音声コード(赤白黄のRCAケーブルです)
  • 録画用のSDカード

です。

本体にモニタが付いているGV-VCBOXがおすすめですが、モニタなしで価格が安いGV-SDRECなどもあります。

GV-VCBOX(おすすめ)
GV-HDREC
GV-SDREC

アナ録シリーズの比較とGV-VCBOXの使い方はこちらの記事に書きました。

アナ録 GV-VCBOXビデオキャプチャーBOXはVHSビデオテープなどのアナログ映像をSDカードにダビングできるビデオキャプチャです。...

 

なお、SDカードは4GBのものが付属していますが、容量がぜんぜん足りません。1時間ちょっとの映像でいっぱいになります。ほぼ動作確認用です。別途SDカードを購入しておきましょう。

ビデオテープの管理のように、1映像につき1枚で管理していくのか、なるべく複数の映像を1枚にまとめるのかは性格次第ですね。まあまとめた方が安いですが。

アナ録も発売からだいぶ経って、今は他社から別の商品も出ていますね。サンワダイレクトのこちらの機種が手頃でいいと思います。使い方はほぼ同じです。

パソコンにダビングする方法

GV-USB2photo

8ミリビデオの映像をパソコンにダビングするには、コード型ビデオキャプチャーGV-USB2「アナレコ」を使います。

GV-USB2「アナレコ」

先ほどご紹介したGV-VCBOXからモニタとSDカードスロットを取っ払い、ただの変換コードにしたものです。パソコンがモニタと録画機を兼ねますから、その分キャプチャーの価格が安いです。

用意するものは、

  • 再生機:ビデオデッキ、8mmビデオカメラなど
  • GV-USB2「アナレコ」
  • 映像・音声コード(赤白黄のRCAケーブルです)
  • 録画用のSDカード

です。

GV-USBの使い方は、実際のコピー手順も含めてこちらの記事に詳しく書いています。

VHSビデオテープのデジタル化にはいくつかやり方があります。方法の1つは、パソコンにダビングしてデータ化することです。 ですが、単純に...

この方法のメリットは、安くできること、テレビを使わないこと、パソコンでデータが管理しやすいことです。スマホに持ち出して、子どものころや若かりし日の映像を人に見せたりできます。

デメリットは、そこそこパソコンに慣れていないと、つまずいた時に対処できなくなることですね。

「マニュアル通りにやったのに、同じように動かない」ということは、パソコンをいじっているとよくあります。一定の動作をする家電とは違いますから。

8mmダビングを業者に依頼する

ぶっちゃけ、アナログビデオテープからのダビング方法を念入りに調べて、ここが分からない、こっちの方がいいかな?とかやってる間に、ダビングサービスに依頼してしまった方が早いです。

依頼にお金はかかりますが、あれこれ調べる時間、機材を揃えるお金、作業時間(ここがデカすぎる)、失敗のリスクを考えると、専門家がやってくれるダビングサービスの料金は安いです。私は全部の方法を試したので断言できます。

各ダビング業者の比較はこちらのダビングサービス比較記事をご覧ください。VHSのダビングサービス比較ですが、各社8ミリビデオも対応しています。

VHSや8ミリビデオからDVDへのダビングサービスを比較しました。料金、ビデオの種類、納期、仕上がり、各社の特長を記事にしています。コピーガードの有無や、著作権などによりデジタルデータ化できないビデオについても説明しています。

会社によって基本料金があったり、オプションがあったりしますが、見積もりフォームがちゃんとあるので、本数を入れてみてください。ざっくり1本当たり800円〜1000円程度ですかね。

んで、カビがはえたテープはほぼ存在すると考えていいです。問題なさそうでも内部がカビてたりします。なので、カビ補修料金が高いところは避けましょう。基本料が安くても上乗せされます。

私がおすすめするダビング方法は?

おすすめはダビングサービス会社に丸投げすることです。

私はここに書いてあること以外にもいろいろ試して、最後は全部業者さんにまかせました。(いくつかのサービスに発注しています)

古い映像とはいえ、大切な家族の想い出なので、信頼できる大手が安心です。料金も最安ではないですが、納得できるサービスが付いていますし。

ここまで読んでくださったということは、ダビングについて真剣に考えているのだと思いますが、あれこれ調べてビデオテープのダビングに詳しくなっても、今後その知識使うことないです!(自虐ネタ)

テープが劣化する前に、さっさと動いちゃってください。大手さんなら、何が映っているのか分からないテープでも大丈夫。映っていないテープ分は料金とられません。まとめてぶん投げて大丈夫です笑

評判どおり!フジフイルムモールのDVDにダビングサービスの仕上がり

VHSや8ミリビデオからDVDへのダビングサービスを比較しました。料金、ビデオの種類、納期、仕上がり、各社の特長を記事にしています。コピーガードの有無や、著作権などによりデジタルデータ化できないビデオについても説明しています。


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コメント

  1. 山田 より:

    SONYDigitalHandycamDCR-TRV35NTSCからPanasonicDMR-150Vを使いDVDへとダビングをしたいのですが配線をどの様につなぎどの様な手順でダビングしたらよいが教えて頂きたいのですが宜しくお願いします

    • shiro より:

      こんにちは。
      ハンディカムからDVDレコーダーへのダビングですね。
      接続は、再生機(出力)→録画機(入力)に赤白黄のコードをつなげば大丈夫です。この場合、再生機はハンディカム、録画機はDVDレコーダーです。映像を確認しながらされるなら、録画機(出力)→テレビ(入力)と別のコードで繋ぎます。
      こちらの記事にVHSでの手順があります。8ミリでも同じですので、参考にしていただければと思います。
      誰にでもできる!VHSビデオテープからDVDへダビングする方法まとめ