パソコンなしでダビングできるビデオキャプチャー「アナ録」はとにかく簡単に使える
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パソコンなしでダビングできるビデオキャプチャー「アナ録」はとにかく簡単に使える

gv-vcbox

アナ録 GV-VCBOXビデオキャプチャーBOXはVHSビデオテープなどのアナログ映像をSDカードにダビングできるビデオキャプチャです。

パソコンなしでダビングできるのが最大のメリットです。

古いビデオテープをデジタル化したいけど、パソコンにつないで編集したり難しいことはできない。という場合はこれです。

パソコンもテレビも使わずに、かんたんなボタン操作でダビングができてしまいます。

同じシリーズに、GV-SDRECGV-HDRECもあります。違いは後ほどご説明します。ここでは一番高機能なGV-VCBOX/4Lでご説明しますが、使い方はほぼ同じです。

とにかく簡単にダビングできるように作られていて、パソコンもテレビも不要で、VHSやHi8、miniDVなどの再生機さえあればOKです。アナ録単体でSDカードにコピーできます。

今回はアナ録・GV-VCBOXの利点や使い方についてご説明します。

 

ビデオキャプチャーには、パソコンにつないで使うものと、単体でダビングできるものがあります。GV-VCBOXはパソコンなしで使えます。

パソコンやPC周辺の「電子機器」と、テレビやビデオデッキに代表される「家電」は、生活スタイルとして分けている方もいると思います。電子機器は書斎や自分の部屋、家電はリビングといった具合に。

アナログ映像のデータ化作業は、「家電」から「電子機器」への移行を意味します。

パソコンが得意でなく、家電をPCに接続するのはわかりにくいという場合に使えるのがアナ録・GV-VCBOXビデオキャプチャーBOXです。

なお、パソコンがある場合は、同じビデオキャプチャーでも、こちらのGV-USB2の方が安くダビングできます。

VHSビデオテープのデジタル化にはいくつかやり方があります。方法の1つは、パソコンにダビングしてデータ化することです。 ですが、単純に...


GV-VCBOX「アナ録」でできること

アナ録は、磁気ビデオテープのアナログ映像をデジタル化する機器です。

液晶モニタ、2つのSDカードスロット、録画・再生など操作ボタン、接続端子で成り立っています。

ビデオテープ再生用のVHSビデオデッキや8mmビデオカメラ、miniDVの本体と接続することで、再生したアナログ映像をモニタに映しながら、SDカードにダビングすることができます。

以下にアナ録のメリット、できることをまとめてみます。

パソコンもテレビもなしでダビングができる

やはりこれが一番優れた利点であると思います。再生機器さえあれば、テレビも不要でほとんどワンタッチに近い形の簡単操作でダビングができます。

普段使いの家電やPCを使いませんので、他の作業を一切邪魔しません。テレビを見ながら、パソコンで仕事をしながらなどの、「ながら作業」ができますね。

ダビングデータがMP4形式である

アナログから変換して録画されたデータはMP4なので、そのままパソコンで再生でき、iPhone、Androidなどのスマホや、iPadなどのタブレット端末でも再生可能です。

またYoutubeなどへのアップも簡単にできます。非常に扱いやすい形式と言えます。もちろん、テレビに接続するたいていのビデオ機器(HDDレコーダーなど)でも視聴可能です。

SDカードでもUSBメモリでも保存できる

保存はSDカードが基本ですが、USBメモリや外付けハードディスクにも保存できます。

SDカードの場合は32GB(SDHCカード)まで、HDDの場合は2TBまで対応しています。64GBなどのSDXCカードはダメということですね。

アナ録購入時に4GBのSDカードが1枚付属しています。ただ、1時間の映像で4GB弱くらいのデータになりますので、これは実質お試し用ですね。

別途SDカードを購入するなら、32GBのSDHCカードを用意します。32GB以上のSDカードは使えないためです。

ただ32GBを用意したとしても10時間程度の映像でいっぱいになります。

またFAT32形式で保存するため、4GBを超える動画はファイルが分割されます。再生時は綺麗につながりますし、PCに取り込めば編集して結合させることもできますが。

ちなみにSDカードは、SDよりもmicroSDをおすすめします。Androidスマホにさせるので便利です。

microSDカードには、たいていSDカード変換アダプタが付属していますので、SDカードとして利用することもできます。コスパがよいTranscendがおすすめです。

Transcend microSD カード 32GB UHS-I Class10

iPhoneやiPadのApple製品は、microSDスロットがありませんので、この方法は使えません。iPhoneで見るなら、データをいったんPCやクラウドに保存してから、コピーする必要があります。

Androidスマホをお持ちの方は、microSDスロット搭載機種であれば大丈夫です。

SDカードからSDカードへのコピーが簡単

SDカードスロットが2つありますので、パソコンを使わずにSDカードを複製することができます。

普段SDカードをよく使う方なら、これはかなり便利ですね。デジカメの写真を人にあげるときなど、さっとコピーできます。

テレビにつないで動画を再生できる

HDMI出力がついているので、ケーブルをつなげばテレビに映すことができます。

手ぶれ補正再生機能が備わっていますので、機能をオンにすれば、ハンディカムで撮影したときにありがちな手ぶれを減らして見ることができます。

写真も再生できる

SDカードに入った写真をテレビで手軽に見ることができます。

上記のとおりアナ録をHDMIケーブルでテレビとつないで、デジカメから取り出したSDカードをアナ録に入れればOK。再生すれば写真がテレビに表示されます。

カセットテープのデジタル化もできる

なにげに使えそうなのがこのカセットテープのデータ化機能。

カセットテープが再生できるラジカセやコンポ、ウォークマンがあれば、アナ録と繋いでデジタル音声ファイルに変換することができます。データ形式はMP3です。

ビデオテープと同じくカセットテープも劣化していきます。

音楽テープなどは新たに購入した方がいいと思いますが、自撮りのテープやラジオ音源などで残したいモノは、ダビングしておくといいですね。

タイマー予約ができる

タイマー録画予約ができます。また毎日予約もできますので、決まった時間にラジオを録音するなどの使い方ができます。

ダビングの自動停止ができる

70分間、130分間、250分間、380分間の中から、ダビング時間を指定できる経過時間停止機能があります。

また、映像が終わると信号を検知し、自動的にダビングを停止するシンクロ停止機能もあります。30秒間無信号だと録画が止まります。

ダビング開始から終了までずっと見張っていなくてもいいので便利ですね。

アナ録・GV-VCBOXの使い方

アナ録の使い方はとても簡単で、ビデオデッキに接続して再生と録画ボタンを押すだけです。

詳しい使い方は、IO DATAが用意している動画がわかりやすくて詳しいです。これだけで理解できると思います。

この他に、取り扱い説明書もかなり詳しくできてますし、電話サポートもあります。

IOデータさん、PCを使わない層の取り込みも本気ですね。

GV-VCBOX、GV-HDREC、GV-SDRECの違い

IOデータのパソコンを使わないビデオキャプチャシリーズには、3つのタイプがあります。

それぞれの違いを表にまとめました。

1.GV-VCBOX2.GV-HDREC3.GV-SDREC
価格
SDスロット2つ(コピー可)1つ2つ(コピー可)
録画先SD、SDHCカード、USBメモリー、HDDSD、SDHC、SDCXカード、 USBメモリー、HDDSD、SDHCカード、USBメモリー、HDD
モニタありありなし
入力端子コンポジットコンポジット、HDMIコンポジット
出力端子HDMIHDMI(パススルー対応)HDMI
特長モニタ付きのダビング機器ゲーム実況に向くモニタなしのダビング機器

真ん中のGV-HDRECは、ちょこちょこ他の機種を上回る性能があるのですが、基本的にはゲーム実況用です。

古い映像のダビング用ではありませんので、使いこなすのに知識が必要です。(HDMI入力でないと、録画の画面が小さく固定されてしまうとか)

ビデオテープ映像のデジタル化に使うのであれば、GV-VCBOXかGV-SDRECのどちらかを選びましょう。この2機種はモニタ付きかどうかの違いです。

モニタなしのGV-SDRECを選ぶなら、出力用のモニタが必要です。テレビでも大丈夫です。

細かなスペック比較はこちらから。

  1. GV-VCBOX(本記事の機器)
  2. GV-HDREC
  3. GV-SDREC

おすすめのSDカード、外付けHDD

アナ録・GV-VCBOXで使えるメディアや周辺機器のおすすめをご紹介します。

SDカード

先述しましたが、microSDカードの方がスマホやタブレットでも使えて便利です。

Classによって転送スピードに違いがありますので、Class10を選んでください。さらにUHS-I(ウルトラハイスピード)対応と表記してある方が速いです。

もうあまりClass4やClass6はないですが、よく確かめずに激安品に飛びつくと、書き込み速度の遅さにイライラします。

外付けハードディスク

HDDはバッファローかIO-DATA製がなんだかんだ言って安定しています。

酷評している人もいるのですが、製品の性質上どこの会社のハードディスクも壊れるときは壊れます。手に入れやすさ、サポート、コスパ、流通量などを考えると、この両社製から選んで問題ありません。

アナ録で使うのであれば2TBまでのものにしてください。それ以上の容量は公式ではサポートされていません。

電源アダプタなしの、USB給電ポータブルタイプでも大丈夫です。

たまに聞かれるのですが、外付けHDDに「TV録画用」などと書かれているものがありますが、中身はPC用と同じモノです。

ただ、機器の相性などはありますので、用途が決まっているなら録画用と書かれているものを選ぶといいと思います。動作確認が取れていると考えてください。

ケーブル類

再生用のビデオデッキとアナ録を繋ぐコンポジットケーブルです。

ビデオデッキにS端子出力があるなら、こちらのケーブルの方が高画質。映像用の黄色いコードがS端子ケーブルになっています。

テレビに出力するHDMIケーブルはこちら。

アナ録を使わない方がいいケースもある

GV-VCBOX「アナ録」は、安く手軽にダビングできる機器ですが、条件によっては他の方法も検討すべきです。

アナ録が役に立つのは、再生用のビデオデッキを持っていて、パソコンを使いたくない場合のみです。

  • 再生用のビデオデッキがある
  • パソコンがない

パソコンがあるならGV-USB2「アナレコ」

パソコンがあるなら、同じIOデータのGV-USB2「アナレコ」の方が安いです。

VHSビデオテープのデジタル化にはいくつかやり方があります。方法の1つは、パソコンにダビングしてデータ化することです。 ですが、単純に...

一番の問題は再生用ビデオデッキ

再生に使うビデオデッキは、もう生産が終わっているので、中古品を手に入れる必要があります。

当然値段も上がっています。

中古ビデオデッキの価格相場

国内で唯一VHSビデオデッキを生産していた船井電機が、ビデオデッキの生産を終了しました。 昔の映像を観たいと思ったり、DVDやパソコン...

再生機器がない場合は中古ビデオデッキを買うお金もかかります。本機+ビデオデッキのコストをよく考えておく必要があります。

ダビングサービスに依頼する方が安いケースも

本数が少なければ、ダビングサービスに依頼してしまった方が安上がりです。各社によって見積もりが違いますが、1本1000円程度からできます。

VHSや8ミリビデオからDVDへのダビングサービスを比較しました。料金、ビデオの種類、納期、仕上がり、各社の特長を記事にしています。コピーガードの有無や、著作権などによりデジタルデータ化できないビデオについても説明しています。

また、本数が多い場合も、機器の購入コストの他に、自分の作業時間があります。「ながら作業」ができるとはいえ、かなりの時間を割くことになります。

ここまで書いておいてなんですが、ビデオダビング機器に詳しくなっても、今後使う機会はありませんからね……

余計なことに時間を取られるなら、さくっとダビングサービスに依頼してしまった方がいいかもしれません。

プロが再生時の状態調整もしてくれるので失敗がないですし。ビデオテープのカビや切断などのトラブルなども全部やってくれます。

私は100本以上あったので、最終的にはダビングサービスに一番多く依頼しました。

アナレコを使う目的を考えて購入を

アナレコはパソコンなしでアナログビデオをデータ化できる優れた機器です。

ただ、前述したとおり他の方法もいくつかあるので、一番自分のニーズにあったものを選びましょう。

映像ダビング目的だけではなく、カセットテープの音声データ化や、ゲーム動画の録画や実況が主目的であれば、かなり手軽で便利な機械だと思います。

 



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